いま、レビューがおもしろい!

インターネット上にある製品のレビューをまとめたサイトです。

人を救うのは信じられる人との出会いである。

こんばんわ。せんべい@コーヒー飲んでます。
投稿者のhiroshiさん。今日も素敵な言葉をありがとう。
やっぱり、アマゾンのレビューは見ていて飽きませんね。
宝物を発見した気持ちになります。
 
さん
 
なぜ小説を書くのか?この問いに作家生活10年の著者が渾身の力で答えたのが「サラバ」である。「 読み終えたらぱあっと青空が広がる小説」と直木賞選考委員の林真理子氏は評したが、まったく同感だ。これは生きる力が湧いてくる小説なのである。
中略・・・
人を救うものは、カネでもなければ成功でもなく、宗教ですらない。それは信じられる人との出会いである。自分の信じるものを見つけてそれに賭けることが人生を切り開く力となる。「信じるものをみつけなさい」著者が上下巻730ページを費やして伝えたいことはこんなにもシンプルだった。

一人の男の37年を描いた大河小説である。家庭内の確執と離散と和解がある。イスラム教コプト教、仏教、加えて新興宗教らしきものも出てくる。場所が次々と移り、時代が進む。予期せぬ出来事が次々に起こる波乱万丈の物語だ。ストーリーに若干の不自然さはあるが、主題の大きさに比べるとそれは小さな瑕疵に過ぎない。私は、著者の気迫に打たれ心地よく説得された。そして、「信じるものは何か」と自らに問いかけたのだった。本書は、スケールの大きな、生き方を問う小説である。人生を肯定する力強い小説の誕生をよろこびたい。
 
今回紹介するのはこれです!
 
 
 

サラバ! 上

サラバ! 上

内容紹介

西加奈子作家生活10周年記念作品

1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。
父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。
イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。
後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずに――。

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人を救うのは信じられる人との出会いである。

うーん。格言ですね。今日はぐっすり寝られそう・・・。

 

サラバ! 上

サラバ! 上

 

 今日は、ここまでお読みくださって、ありがとうございました!

 

 

 

読むと世界が変わる

こんにちは、せんべい@読書中です。
またまた、いい投稿を見つけちゃいました。
 
 
アメトーーク」でピース又吉さんが「10年に一度あるかないか作品」とおっしゃっていたので読んでみました。現在の混沌とした世界のすべてを、作家が現在もっているすべての力を使ってぶちこんだ超のつく〈力作〉でした。読む前は、この長さに怖じ気づきましたが、読んでしまえばジェットコースターのように物語に乗ってしまいます。読んでいる間は、ほかの世界に連れて行ってくれる……まさに読書の醍醐味を久しぶりに味わいました。これまでの著者の本も何冊か読みましたが、深さはあるものの、ここまで「世界観」と呼べるまでのものはなかったと思います。本書『教団X』を読むと、次の日から世界が変わって見えると思います。この分厚さは読者にとっても挑戦ですが、10年に一度だと思ってぜひ手に取られることをお勧めします
 
作品はこちら!!
 
 

教団X (集英社文芸単行本)

内容紹介

【「アメトーーク!」読書芸人でも紹介され、大反響!】絶対的な闇、圧倒的な光。「運命」に翻弄される4人の男女、物語は、いま極限まで加速する。米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作! 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。 ついに電子版配信開始!
 
読むと次の日から世界が変わるというのは、とてもいいフレーズですね。
とっても気になります。

 

教団X (集英社文芸単行本)

教団X (集英社文芸単行本)

 
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

おもしろすぎの本!

こんにちは、せんべい@kindleです。
今日は、2つの投稿を紹介します。
 
投稿者 ky.2929 さん
・・・略・・・
仕事などで関西人と会って話す時や交渉事は、この本を絶対読んだ方が良いと思います。
関西人の好き嫌い、思っている事、ポイントが詰まってます。
私自身関西人のイメージや考え方が360度くらい変わりました。←いやいや一周してるやん!こんな感じで言葉遊びや発想力も養えます。

 

投稿者 かき太郎 さん
 
関西人と関東人、よく比較ネタになりますが、これほど、おもろい本と出会ったのは
初めてです。歴史的・民族学的な背景はともかく、そこに暮らす人々と直に接して、その心を暖かく見つつ、一方で「~なんでやねん」とつっこんでるテンポのよさが心地よいです。

しかも、次の飲み会で使えるネタも満載。絵も楽しいし、これで1050円とはお買い得です。人生おもろく生きようと元気がでます。

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とても、おもしろいということがよくわかります。

 ky.2929 さんは、自分でノリ突っ込みまでできるようになりました。

なんだか楽しそうな本ですね。

 

今日ご紹介するのは、これです!

 

関西人の取扱説明書 辰巳出版 電子書籍

 

内容紹介

関西人ってほんとはどんな人なの!? 関西人の特徴とは!?
・ 心の中でよく「なんでやねん」とツッコんでいる
・ 怒り出すと関西弁が出る
・ 心に笑いの師匠あり(素人、プロ問わず)
・ やっぱり粉モンが好き
・ タクシーの運転手に話しかけることが多い
もんじゃ焼きを食べたことがない
・・・etc
 
 
 
 

関西人の取扱説明書 辰巳出版 電子書籍 関西人の取扱説明書 辰巳出版 電子書籍

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございました!

読み終えて、自分が一回り成長していることに気付く本

 14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 
投稿者 Mr.D さん
 
「要領よく出世する人」という題名だったが、ハウツー本ではなかった。
著者はビジネスパーソンへ主体的にそして幸せに生きてもらいたいと強く願っているようだ。
出世が目的というよりも、この本に書かれてあること(要領よく仕事をする)をやれば、
結果として、「出世する人」になるということだろう。

著者は、グロービスの講師ということなのでMBA的な内容も含んでいたが、基本的には仕事に向かうスタンスを重視している。本の中には、出世した人達のたくさんのサクセスストーリーと、それに対する鋭い解説が書かれていた。

読み終えて自分が一回り成長している気になりました。
出世したい人だけでなく、職業人生に悩んでいる人、夢を追いかけている人など、多くの人にパワーをくれる本だと思います。
 
 
今回の本はこちら!!

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人

内容紹介

「なんであの人が……」
「おべっかがうまいだけ」
「実力は自分のほうが上なのに……」
なんて思っていませんか?

いつでも、どこでも、どんな組織でも、
出世には、共通の法則があります。
日本の中小企業でも世界の超一流企業でも変わらない、
上司が「あの人」を抜擢した理由を、外資系超大手企業の
人事部長を歴任した筆者が解説。
「要領よく出世する人」の思考と習慣を知れば、
少ない労力で高い成果が出せるようになります。
日系企業外資系企業では、社風や制度など、違うところも多いのですが、
共通点ももちろんあります。
その共通点の最たるものが、まさに「要領のいい人が出世する」ということ。
こればかりは、いつの時代の、どこの国の、どんな企業でも変わらない
「現実」なのではないかとすら思います。 ――「はじめに」より
 
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こんばんは、せんべいです。
せっかく実用書を読むのであれば、自分が成長しているのを感じるものがよいでしょう。レビュアのMr.Dさんはそのことを簡潔に記載しています。
 
 

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人

元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人


以上、ここまで見てくださって、ありがとうございました!

 

村上春樹が死を意識した本

八重洲ブックセンターで総合1位(2015年9月6日~9月12日)の作品です。
 
タイトル 人生の最後を意識した段階で、敢えて、
 
 村上春樹を読み始めたのは1984年ぐらいだ。大学2年生の頃で、まだ村上はカルト作家であった。喫茶店で麦酒を飲みながら読んだことを覚えている。麦酒もバドワイザーハイネケンだった。
れから30年経ったわけだ。その間、僕は、就職し、結婚し、子供を二人授かり、海外に2回住む機会を得た。そうして何より50歳になった。そうして、いまなお村上の新作は読んでいる。僕自身が 村上が本書で感謝している「読者」の一人であるという
自覚を強く感じた次第だ。本書を読んでいて常に思わされたのは「なぜ村上は今本書を出したのか」という点に尽きる。
本書で村上は自身の仕事について実に率直の語っている。小説家としての村上が語るのは「物語」であるが、本作では、一人の社会人としての村上が自身の職業である「小説家」に関して語っている。いや、「自分が小説家であること」という極私的な話を広く僕らに語りかけている。その話は大変示唆に富んでいる一方「なぜ村上は今本書を出したのか」に関しては何も村上は説明していない。それを考えることが本書を読むことではないのか。僕にはそう思える。
僕は、村上が自身の死を意識して本書を書いたと思う。まもなく時間切れになる自身の創作活動を、時間が切れる前に、彼は一度語りたかったのだと思う。あれだけのヒットメーカーでありながら、私生活を見せない村上が、人生の最後を意識した段階で、敢えて、「私生活」をさらけ出してきたという読み方は可能だと思うのだ。
村上はあと何冊書けるのだろうか。コアなファンを自称する僕としては気になるところだがこればかりは分からない。そもそも、僕が先に向こう側に行ってしまう可能性も常にあるわけだし。
 

職業としての小説家 (Switch library)

内容紹介

いま、世界が渇望する稀有な作家──
村上春樹が考える、すべてのテーマが、ここにある。
自伝的なエピソードも豊かに、待望の長編エッセイが、遂に発刊!

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こんばんは、せんべいです。

レビューを読んでいると、予想もしないような言葉に出会います。

今回もしかりです。本作が、村上春樹が自身の死(断筆?)を意識して書いたのではないかという指摘がありました。

 レビューでは根拠もなく、本人の推測にすぎないとは思いますが、まったくの想定外のことでしたので、とても気になるレビューでした。

 

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 

 

 

直木賞をとったのでとりあえず読んだのだが・・・

こんにちは、せんべいです。
ピースの又吉さんが芥川賞を受賞したため、直木賞があまり目立ちませんでした。
そういうわけで、改めて、紹介したいと思います。
 

流

  流 
  東山彰良
【内容紹介】
青春は、謎と輝きに満ちている――台湾生まれ、日本育ち。「このミス!」出身の異才が、初めて自らの血を解き放つ! 何者でもなかった。ゆえに自由だった――。1975年、偉大なる総統の死の翌月、愛すべき祖父は殺された。無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。謎と輝きに満ちた青春が迸る。超弩級の才能が紡ぐ、友情と恋、復讐と死、一家の歴史、人生、命の物語。
 
レビューを一つご紹介します。
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投稿者  水無月生まれさん
 
久しぶりに、圧倒された小説だった。
この小説をエンタメといっていいのだろうか、それでは、この小説を軽んじていることにならないかと思えるほど、読み手にも力が必要な気がした。
直木賞をとったのでとりあえず読んだのだが、読んでよかった。素晴らしい力を持った小説。感動作だ。
直木賞の選者の眼力も改めて見直した。

名作といって差し支えないと思う。

主人公ほか、登場人物がそれぞれ、魅力的だ。
台湾台北での1970年代から1980年代の混沌としている雰囲気がすごい。
国民党、共産党の話。まったく、私には縁のない世界だが、どことなく身に迫る。
ほんのちょっとだけ出てくる人物にさえ、心惹かれた。

この東山彰良氏の本、他に読んでみなければ。

21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

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名作だといわせ、さらに

「この東山彰良の本、他に読んでみなければ。」

と思わせるほど、投稿者の水無月生まれさんの心を鷲掴みした「流」。

そのような本、人生でなかなか出会えないですよね。

 

 

流

 ご精読、ありがとうございました!

 

まず、1つ目のレビューから
 
30人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タイトル 泣ける
 
お金を儲けるためのテクニックやコツが書いてあるのかと思って読んでいたらそうではなかった。
書かれていたのは、お金の稼ぎ方ではなく、人生そのものであった。
そして、そのお金を使って、どのように生きるのか、ということだった。
各章ごとに起こる不意打ちに心を何度も揺さぶられ、
ほんの少し光が射したラストシーンに泣きました。
これはお金の話ではなく友情や家族愛の物語だと思った。

 

 

次に、2つ目のレビュー。

 

5人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
タイトル 初レビュー
 
読んだ後にレビューを見ると、評価が悪い。
何故なんだろうなと考えたところ、これは読み手の状況によって共感具合が違うからではないか。生活に金銭面で不自由していない友人にこの本を貸したところ面白かったと言い、どうしたらお金を稼げるかを聞いてくる知り合いに見せたら、まあきれいごとだねと一蹴。きっと評価はその表れのように思える。

 

・・・。紹介するのはこの本です

 

億男

 

内容紹介

「お金と幸せの答えを教えてあげよう」
宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。
浮かれる間もなく不安に襲われた一男は「お金と幸せの答え」を求めて
大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。
だがその直後、九十九が失踪した―――。
ソクラテスドストエフスキーアダム・スミスチャップリン福沢諭吉
ジョン・ロックフェラー
ドナルド・トランプビル・ゲイツ……数々の偉人たちの言葉をくぐり抜け、一男の30日間にわたるお金の冒険が始まる。
人間にとってお金とは何か?
「億男」になった一男にとっての幸せとは何か?
九十九が抱える秘密と「お金と幸せの答え」とは?

<本書の推薦コメント>
大泉洋さん(俳優)
「あまり本を読まない私が久しぶりに一気に読んだ。億という金をいきなり手にした男はどうなってしまうのか。金と人間の生々しい話を聞かされながら何度も涙が溢れた。これは子を持つ親にはたまらない物語だ。読後、いきなり娘を抱きしめ怒られた。責任を取れ川村元気

 

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 今回はレビューを2件掲載しました。
 
tomokoさんは、内容の本質に迫っています。きっと読者もこのような内容に期待して読んでいると思います。
 
 アマゾンカスタマーさんは、読む人の経済的な状況によって、その人の億男への評価が変わってくるといっています。
 
読んでみて、「きれいごとだな」と思った方は金銭面で不自由しているかもしれませんね(汗)
 

億男

億男

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!