直木賞をとったのでとりあえず読んだのだが・・・
こんにちは、せんべいです。
そういうわけで、改めて、紹介したいと思います。
流
東山彰良
(著)
【内容紹介】
青春は、謎と輝きに満ちている――台湾生まれ、日本育ち。「このミス!」出身の異才が、初めて自らの血を解き放つ! 何者でもなかった。ゆえに自由だった――。1975年、偉大なる総統の死の翌月、愛すべき祖父は殺された。無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。謎と輝きに満ちた青春が迸る。超弩級の才能が紡ぐ、友情と恋、復讐と死、一家の歴史、人生、命の物語。
レビューを一つご紹介します。
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投稿者 水無月生まれさん
久しぶりに、圧倒された小説だった。
この小説をエンタメといっていいのだろうか、それでは、この小説を軽んじていることにならないかと思えるほど、読み手にも力が必要な気がした。
直木賞をとったのでとりあえず読んだのだが、読んでよかった。素晴らしい力を持った小説。感動作だ。
直木賞の選者の眼力も改めて見直した。
名作といって差し支えないと思う。
主人公ほか、登場人物がそれぞれ、魅力的だ。
台湾台北での1970年代から1980年代の混沌としている雰囲気がすごい。
国民党、共産党の話。まったく、私には縁のない世界だが、どことなく身に迫る。
ほんのちょっとだけ出てくる人物にさえ、心惹かれた。
この東山彰良氏の本、他に読んでみなければ。
この小説をエンタメといっていいのだろうか、それでは、この小説を軽んじていることにならないかと思えるほど、読み手にも力が必要な気がした。
直木賞をとったのでとりあえず読んだのだが、読んでよかった。素晴らしい力を持った小説。感動作だ。
直木賞の選者の眼力も改めて見直した。
名作といって差し支えないと思う。
主人公ほか、登場人物がそれぞれ、魅力的だ。
台湾台北での1970年代から1980年代の混沌としている雰囲気がすごい。
国民党、共産党の話。まったく、私には縁のない世界だが、どことなく身に迫る。
ほんのちょっとだけ出てくる人物にさえ、心惹かれた。
この東山彰良氏の本、他に読んでみなければ。
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名作だといわせ、さらに
「この東山彰良の本、他に読んでみなければ。」
と思わせるほど、投稿者の水無月生まれさんの心を鷲掴みした「流」。
そのような本、人生でなかなか出会えないですよね。
ご精読、ありがとうございました!